最近リーダーになった人
全く思った通りのチーム運営ができず、部下やメンバーからそっぽを向かれてしまい困っている。そもそも、チームを率いる必要ってあるのか?
こういった悩みに答えたいと思います。
本記事の内容
・チームを率いる必要性
・チームワーク 3つのメリット
これまで自分は、5年間いわゆる係長という役割を経験したことがあります。
チームは4人から15人くらいの規模です。
うまく機能したチームが半分、全く機能しなかったチームが半分くらいの割合です。ですので、相当数の失敗とチームに関する悩みも経験してきました。
自分自身の経験を元に、思い通りにならないチームをそれでも率いる必要があるかという悩みを解決したいと思います。
ご参考にしていただければ嬉しいです。
チームを率いる必要があるか?
結論としては、必要があります。
なぜなら、チームが連携できればより多くの価値を生み出せるからです。
例えば、こんな状況です。
(ものすごく忙しい、時間が無い状況)
Pulse:Aさん、申し訳ないけど、この件対応してもらえませんか?
A:いいよ、いつまで?
特に違和感のないシチュエーションかなと思います。
一方で、こんな状況を経験したことがあります。
Pulse:Aさん、申し訳ないけど、この件対応してもらえませんか?
A:・・・私の仕事ではありません。
Pulse:・・・
強いリーダーシップを発揮される人は、業務命令として実行してもらうかもしれませんが、自分はそこまではできませんでした。
二つのやりとりを比較してみると、前者は作業分担によって効率化を図り、時間を生み出していることがわかると思います。
チームを任された以上、チームを率いて提供価値を増やすことを期待されていることは間違いありません。
チームを率いる上で勘違いしていたこと
「コントロール」と「アウトプット」
リーダー経験を重ねていく中で、「勘違いしていたなぁ」と気づいたことがあります。
自分自身が、チームメンバーをコントロールしなければと考えていたことです。しかし、期待されているのは、チームから価値をアウトプットすることだと気づきました。
なぜ勘違いをしていたか振り返ってみると、今まで見てきたTVドラマなどの影響かなと思います。指示を出して、結果を出すリーダー像に憧れを持っていたからです。
「指示」に注目してしまい、「結果」はおまけみたいに考えていました、実際は逆です。
この点に気づいてから、考え方が変わりました。
【Before】
Pulse:Aさん、申し訳ないけど、この件対応してもらえませんか?
A:・・・私の仕事ではありません。
Pulseの考え:(なぜ?どうすれば対応してくれるのか?)
Aさんに何とか対応してもらうことを考えていました。
【After】
Pulse:Aさん、申し訳ないけど、この件対応してもらえませんか?
A:・・・私の仕事ではありません。
Pulseの考え:(どうしようか?別の人に頼むか、先送りするか?)
期待されていることは、「コントロール」ではなく「アウトプット」です。
チームを率いてアウトプットしていくために変えていかなければならないのは、「Aさんの考え方」ではなく「完了までのプロセス」です。
このプロセスはやはり、リーダーであるあなた自身が考えるべきですよね。
チームワーク 3つのメリット
チームを率いて機能すると、チームワークというメリットを享受できるようになります。
・生産性が向上する
・モチベーションが安定する
・より大きな目標が達成できる
経験上、この3つのメリットが大きいです。
生産性が向上する
メンバーの得意/不得意や繁忙/閑散をうまく組み合わせることで効率的にアウトプットが出せるようになります。結果、アウトプットの量が増えます。
例えば、タイピングが早い人に会議の議事録を作成してもらえば情報の抜け漏れが減って、速やかに行動へとつなげることができます。
モチベーションが安定する
個人ではなく、複数人で取り組むことで義務感や責任感といったちょっと重たい感情を分散できてメンタル的に安定します。結果、プロセスの変化への適応力が上がります。
例えば、トラブルが発生した時プレッシャーに押しつぶされることなく、速やかに役割分担をして対応ができます。
より大きな目標が達成できる
メンバーの得意分野をつなぎあわせていくと、まれにですが足し算ではなく、掛け算でアウトプットが返ってくるときがあります。結果、アウトプットの質が高まります。
「目標10%アップに対して、チームで取り組んで15%アップしました」みたいな話です。
他にも色々とメリットがあると思いますが、効果が実感しやすいのは以上3つです。
チームを率いることは、面倒なことも起きるので「本当に必要か?」と思ってしまいます。しかし、より多くの提供価値をアウトプットすることが求められる中で、チームワークのメリットを考えると、どうしてもリーダーの重要な役割の一つなります。
まとめ
リーダーの役割の一つに「チームを率いる」があることは、提供価値を増やしていく上で大切となります。
メリットは3つ
・生産性の向上
・モチベーションの安定化
・目標達成率の上昇
ポイントは、コントロールするのは「メンバー」ではなく「プロセス」であり、重要なのは「アウトプット」することです。
自分も必死にメンバーをコントロールしようとして、疲れてしまった経験があります。今にして思えば、違う方法を考えたり、その仕事自体をストップしてしまってもよかったかなと思います。
「リーダーだから」とあまり頑張りすぎずに、できる範囲のアウトプットを目指すことが大切です。
当ブログでは、自分と同じようにリーダーの役割やチーム運営などマネジメントでお悩みの方に経験に基づいた情報が参考になればと随時発信を続けたいと思います。お役に立てば嬉しいです、是非他の記事も読んでみてください。
ありがとうございました。
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