この記事では以下を説明しています。
・パソコンの冷却ファンがまわりっぱなしで、止まらないときの対策
(1468文字)
イントロ
パソコンを何気なく使用していると、時によくわからない現象に出くわすことがあります。先日筆者の使用しているパソコンの冷却ファンがまわりっぱなしになり、止まらないという事態に遭遇しました。
「シュー、シュー」と音を立てているので、素人の筆者は「何か複雑な処理でも実行されていて、ものすごく大変な動作をおこなっているのでは?」などと考えてとても不安になりました。そこで、詳しい専門家に尋ねてみると実はバッテリーの劣化が進んでいることが原因だということがわかりました。
なぜかというと、バッテリーの劣化が進んだ状態で、フル充電をに向けて給電を続けると発熱が大きくなり冷却ファンがまわり続けてしまうようです。筆者のパソコンは、実際起動している間はファンがまわり続けていました。
そこでこの記事では、冷却ファンがまわり続けるのを止めた対策と設定について説明します。
この記事を読んでいただくことで、筆者と同じように冷却ファンがまわり続けて止まらないという方の試してみる価値のある解決策を知っていただけます。
解決策は、バッテリーのフル充電に対して常に余力を確保した状態にしておくということです。
バッテリーの問題について
最近よく、「リチウムイオンバッテリー」というバッテリーの名前を聴くことがあると思います。パソコンにももちろん幅広く使われています。バッテリーですので、充電や放電を繰り返すと「劣化」していきますが、NECによると2~3年程度で劣化の進行具合として充電量が新品時の50%程度まで落ちてしまうというデータもあります。
「劣化」は避けられないかもしれませんが、その都度ファンがずっとまわり続けられてはたまりませんね。
リチウムイオンバッテリー劣化抑制とファン停止の施策
ファンを停止させ、さらに劣化そのものを抑制する方法の一つとしてバッテリーの充電上限値をフル充電(100%充電)の50%~80%に設定すると効果的です。実際、筆者もこの方法でファンが停止しました。
リチウムイオンバッテリーの劣化速度は充電設定値と深く関係しており、常にフル充電の設定にしたまま電源に接続すると、劣化速度を速めることが各社の調査でわかっています。
ですので、パソコンには常にフル充電するのではなく、バッテリー寿命を考えたバッテリー充電の設定を行うことができるようになっています。ちなみに筆者のLenovo製のパソコンは下のような画面で設定出来ました。
一つの設定を行うだけで、対策することができました。
まとめ
「冷却ファンが止まらない」という具体的な事例を元にして、バッテリーの充電のあり方について説明をさせていただきました。
これまで、パソコンのバッテリー寿命など気にしたこともない、バッテリーの充電設定など確認したこともないという方は、是非一度いたわりの充電設定を試してみていただければと思います。持ち運びできる時間は減りますが、バッテリー寿命はのびるはずです。それぞれのパソコン使用の用途に合わせて考えて見ていただければと思います。
ご活用いただけると幸いです。
当ブログでは実際の仕事での経験を通して、役立つノウハウの蓄積を図っています。お時間があれば以下のリンクより、色々な記事を読んでいただければと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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